三重短大准教授、学生の首にコード巻く
津市立三重短大(津市一身田中野)は4日、生活科学科の男性准教授(45)が講義中に突然、後ろから1年生の女子学生の首にパソコンのコードを巻き付ける行為があったと発表した。市は今週中にも准教授を処分する。
短大によると、准教授がコードを巻き付けたのは昨年12月12日。学生9人と障害者施設で披露する手品を練習中だった。学生は恐怖でマフラーを巻けなくなった。昨年暮れには准教授の講義に出るのを拒否し、短大側は准教授を該当の講義から外した。
准教授は短大の聴取に「自傷行為をする障害者への対応のため自分の首にコードを巻き付けたが、注目しなかったので学生の首に巻き付けた」と説明。事前説明が不十分だったと認めているという。准教授は2月上旬から体調不良で休職している。
東福寺一郎学長は「アカデミック・ハラスメントが起きないよう、他の教官を含め指導する」と話している。