中学3校 省エネ79万円
大網白里町の3中学校が、雨水の再利用や節電で光熱費計約79万円の省エネに成功した。同町は7日、節減額の半分を報奨金として各校に還元した。
この活動は、東日本大震災を受けて「中学生にもできる活動を」と、町立増穂中と大網中、白里中の生徒会が共同で企画したものだ。3校の生徒会は昨年5月、ドイツにおける活動例を参考に「節減の成果を学校と町で分かち合っては」と町に提案、了承された。
3校の生徒たちは、教室の明るい場所は授業中でも蛍光灯を消したり、雨水をためて花壇に水やりしたりしてコツコツと省エネ活動を積み重ねた。その結果、昨年4〜10月の電気使用量は、3校合わせて過去3年の同期の平均値と比べて17・7%も減。上下水道の使用量は6・3%減った。料金に換算すると計約79万5000円になる。