県の節電対策結果 １５．３％抑制
県は六日、今夏の最大使用電力を昨年より１５％以上削減することを目標にした「県民総ぐるみの節電対策」の結果を発表した。最大使用電力を記録したのは七月十八日（海の日）の三百九十九万キロワットで、昨夏の四百七十一万キロワットより１５・３％抑制された。また、七〜九月の平日の平均最大使用電力も削減率は２０・３％で、東京電力管内全体の１８・６％を上回った。
県によると、電力使用量も前年より減り、七〜八月は家庭で１０・９％、契約電力五百キロワット未満の事業所などで１４・２％、同五百キロワット以上の事業所などで１４・０％の減少だった。
節電率を競う「いばらきエコチャレンジ事業」は、参加者が前年より大幅に増加。家庭部門は一万三千五百十四世帯（前年比三千百三十三世帯増）、事業所部門は千百四十四事業所（同八百三十四事業所増）が節電に取り組んだ。
また、県庁舎などで実施した節電の取り組み「節電アクション２５」では、七〜九月の各月で記録した最大使用電力を前年と比べると七月は３３・５％、八月は３４・０％、九月は２９・０％の削減だった。
